不滅のLIAR!
俺のか細い問いかけにリンは静かに首を横に振った。


リンから会う事を拒絶されたのは、これが初めてだ。


「そ、それじゃ明後日は?それが無理ならその次の日でもいいから!」


慌てる俺の言葉全てにリンは首を横に振る。


これはヤバイ!本当にヤバイ!このままじゃ永遠に帰らなきゃならなくなる!


そこで俺は自分の心の声にハッとしたのと同時に、床へと伸ばした両腕を小刻みに震わせた。


それって、まさか、まさか……!?


俺が一番恐れてた結果に向かってるって事!?


俺の気持ちを察したのか、ずっと顔をこっちに向けてたリンがゆっくり俯いた。


そして……。


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