不滅のLIAR!
俺は当初少ない女友達との約束もあって不参加の予定だったけど、言い出しっぺの阿部さんがどうしても参加出来なくなり、急きょ責任者を任される事になった。


まともに女と付き合った経験もない奴らだけだとどんな迷惑な場になるか簡単に想像がつき、一応保護者的な人間が必要というわけだ。


そんな俺も彼女と別れて半年くらい経ってたから、正直ミジンコくらいは期待してたけど。


待ち合わせ場所と相手の車しか聞いてなかった俺は、牧場チーム代表で黒の軽自動車に声を掛けに行って、猛烈な衝撃を受ける事になる。


だって、気軽に運転席の窓を叩いたら「お嬢」がヒョッコリ顔を出したんだもん。


阿部さんに細かい事を何も聞かされてなかった俺の口から思わず出た言葉は……。


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