不滅のLIAR!
それからの俺はどうにか次の機会に繋げようと無い知恵をしぼって頑張った。


男と女が綺麗にパッカリ分かれて、すでに合コンの意味を成してない凄惨な状況下で無茶な二次会を考えたり。


カラオケ店の入口で販売されてたインスタントカメラを思い出し、トイレに行く振りをして買ってきたり。


そして携帯の写メ機能を完全シカトして「そういえばカメラあったわ」なんて言いながら、どう見てもただのカラオケ大会と化した微妙な場をとにかく写しまくったり。


結果、どさくさに紛れてリンとのツーショット写真を手に入れた時の俺の喜びったら!


欲しかった次の機会が何の不自然さもなく手に入れられるアイテムだもん。


早速「現像したら渡したいから」とリンの連絡先を聞いてみた。


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