不滅のLIAR!
付き合う事になった一週間後、リンの部屋に二度目の訪問をした時に、俺達は自然と結ばれた。


俺はきっと、その時のリンの全てを一生忘れないだろう。


驚くほど柔らかく滑るような肌の感触、今にも泣き出しそうな切ない表情、うっすら開いたままのなまめかしい唇。


俺の心と体が、ゆっくりと確実に溶かされていく。


頭の芯が痺れるような甘い香りと温もりを一滴たりとも零さないように、大切に大切に抱き寄せた。


リンの吐息が乱れていくのを、俺は全身の血を沸騰させながらひたすら記憶に刻み付けた。


俺の全てが大きく脈打ち、微かに震えてしまう腕を悟られないよう口付ける。


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