不滅のLIAR!
そこでリンが呆れたようにため息をついた。


「あのさ、飲みや遊びに行くとか行かないとかってさ、私が決める事じゃないんじゃね?そこは晶が自分で決めるとこでしょ?それくらい自分でちゃんとしなさいよ」


ああ、やっぱり俺の言葉は起爆剤だ……。不甲斐無い。


そっと助手席の方を見てみたけどリンはずっと暗い海を見つめたままで、俺はまたハンドルに視線を戻した。


「……そう、だよね。自分でちゃんとします。ごめんなさい」


「あのね、晶は想像力が無さ過ぎなんだよ。自分がした事のその先の事や相手の気持ちを考えないから、まぁいっかってなるんじゃん?まだいろいろ遊びたいなら、私と別れてからにしてくれる?」


リンから「別れ」という言葉を聞いただけで、胸の奥がズキンと痛んだ。


< 140 / 304 >

この作品をシェア

pagetop