不滅のLIAR!
人間としての常識。


自分の無尽蔵な無神経さ加減。


リンの怒りの沸点。


多分気のせいだとは思うけど、たくさんありすぎて少し悲しくなってきたような……。


でもリンに出会わなかったら、俺は無知という罪を背負ったままだった。


そして踊りたくなるような喜びも、なりふり構わず涙を流す悲しみも知らない生きる屍だったんだな、きっと。


とにかく俺はバタバタと寮で着替え、リンが待ってるアパートへとパジェロを走らせた。




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