不滅のLIAR!
横向きで倒れてる俺が慌てて顔だけ起こす。


「いや、まだ終わらないで!話終わったら俺達も終わりなんっ、はううぅっ!!」


予期せぬ俺の悲鳴にリンがたじろぐのを感じた。


きっ、来たっ!とうとう足にこの上ない痺れが到来した!一瞬でも動かしたら確実に理性を失う痛みに襲われる!


「いきなり何だよ!」


どこにも余計な力を一切入れてはならん!


「い、いいえ、何でもございません……」


俺は歯を食いしばったままか細い声で答えた。


そんなギリギリの俺に容赦ない言葉が。


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