不滅のLIAR!
リンがウーン?という感じで首を傾げ、その後あっさりウンウンと頷く。


え、まさか本当に恨まれてたなんて思わなかった!


凄くショックを受けた俺はぐったりと肩を落とし最後のつもりでリンに聞いた。


「俺の事もう嫌いなの?俺は別れたくないけど、リンはもう絶対一緒にいたくない?」


またしてもウンウンと頷くリン。


「出来れば嫌な記憶全部消したい。晶の記憶ごと消さなきゃいけなくても構わないくらい」


もういくら引き止めても、リンは別々の道を行こうとしてるのを感じる。


もう駄目なんだ……。俺はこんなに愛してるリンを手放さなきゃいけないんだ……。


まだ実感なんかわくはずもない俺は、リンに最後のお願いをした。


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