不滅のLIAR!
ブブフブフブゥゥゥーッ!!


細かい霧状になった酒が、まんべんなく俺の足に吹き付けられた。


「うぎゃああぁぁぁーっっ!!」


阿部さんの手荒過ぎる消毒を受け、頭まで突き抜ける激痛に襲われる。


「いっっでえぇぇーっっ!!」


俺は痛みで動かせない足を硬直させて、手でバンバンと辺り構わず叩きまくった。


「ひーっ!ありえねぇー!!もうどこがしみるかもわかんねぇー!!いででででっぐふふっぶぶぅっ!!」


あまりの衝撃で変な笑い声まで漏らし悶え苦しむ俺を見て、阿部さんも腹を抱えて悶えてる。


「あっひゃっひゃっひゃっ!ひー!ひっひ!」


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