不滅のLIAR!
俺が布団に、リンが座布団にそれぞれ座って、部屋や怪我の事なんかを話したりして時間が過ぎていく。


ずっと笑って突っ込みながら聞いてくれるリンが、本当に可愛い。


でもさっきから気になって仕方ない事が一つだけあった。


「あのさ、それ何?」


思わずリンの膝の上に山のように盛られた白い物を指差す。


「へ?これ?ちぎったティッシュだけど、何か?」


まるでリンの膝にはいつもティッシュの山があるみたいに、あっさりと答えてくれた。


しかし俺だってアホじゃない。


座って間もなくから、この部屋のティッシュを何枚も細かくちぎっていた事くらいはわかってる。


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