不滅のLIAR!
首を激しく左右に振りながら自分の口を手で塞いで防御するリン。


「アホかー!全部お前がやったんじゃー!ボケー!」


「キャーッ!おつゆ飛んできたー!嫌ー!溶けるーっ!」


ティッシュの中で散々はしゃぎまくりお互い疲れて落ち着いた所で、リンがホコリのかぶった俺の置き時計に目をやった。


「あー、もう11時になるんだ。そろそろ帰ろうかな」


本当にリンといると時間が早く過ぎてしまう。


それからリンが止めるのも聞かず、俺は車まで見送る事にして二人で寮を出た。


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