不滅のLIAR!
……ちょっと待って!それって俺にはどんな感じ!?もしかしたら先々即死の可能性ありって事!?


スッとテレビに視線を移したリンの横顔がどこか遠くに行ってしまいそうに儚く感じて、煙草を置いた俺はとっさにリンの腕を掴んだ。


「何だよ!いきなり!」


「何だよじゃない!」


不安を打ち消すように強く腕を引っ張りリンの体を自分に引き寄せる。


次の瞬間。


「ぐおっ!!」


突然腹部に衝撃をくらい、予期せぬ激痛に見舞われた。


ゆっくりと下を見てみると、あぐらをかいてたリンの足が見事にミゾオチに入ってる。


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