不滅のLIAR!
もうすぐ夜の6時を回る頃。


ほとんどの連中は仕事を終え寮に戻ったあと、俺は一旦休憩室に戻ろうと薄暗い厩舎の中を歩いてた。


さーて、仕事も終わりだし飯食ってサッとシャワー浴びてすぐリンの所に行こう。


一週間振りだけど何かもっと長く感じるな。あー、早く会いたい。


なんて伸びをしながら少し浮かれて歩いてると、ジーンズの後ろポケットに入れてた携帯が鳴った。


「あ、リンからだ。もしかして待ち切れなくて電話してきた?可愛いとこあるじゃん!」


ニヤけながら軽やかに電話に出る。


「もしもーし」


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