心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~








「………ちょ、ちょっと美遊。


ど、どーしちゃったのよ??」






「まぁ〜なぁ〜こぉ〜ぅ………」







頬をひくつかせながらあたしの顔を覗き込んできた真名子に、あたしは泣きつく。







「なによ〜、ちょっとちょっと、どーしたの??


あんたは今、理想の王子様みたいなカレシと、ラブラブのランチタイムを楽しんだんじゃないわけ??



なんでそんなに沈みきってんのよ?」







あたしは真名子に、ことの成り行きを説明した。







「………つまり、あんたがとてつもなくおバカだ、っていう話??」







ああっ、なんて身もフタもないっ!!




さすが上からマナコ様!!







「どーしよー、あたしマジで期末テストやばいかも〜。


夏休みがなくなっちゃう〜………」







あたしはばたっと机にうつ伏せた。







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