心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
あたしと並んでカナタを見送っていた真名子が、「うーん」と唸り声を上げる。
「………ねぇ、美遊」
「ん?」
真名子の表情は、なんだかすごく複雑そうだ。
「あんたと椎名って、ただの幼馴染、なんだよね………?」
「は? 当たり前じゃん」
あたしは古典の教科書をぱらぱらめくりながら答えた。
あーやばい。
古文って、もはや外国語やん。
ひらがなと漢字だけなのに、全く意味わかんないし。
まじでカナタに熱血指導してもらわなきゃ、やばいっ!!
内心焦っているあたしを尻目に、真名子はまだ眉をしかめている。
「………それって、向こうも、そう思ってるんだよね?」
「とーぜん」
真名子ったら、何が言いたいわけ?
「………ねぇ、美遊」
「ん?」
真名子の表情は、なんだかすごく複雑そうだ。
「あんたと椎名って、ただの幼馴染、なんだよね………?」
「は? 当たり前じゃん」
あたしは古典の教科書をぱらぱらめくりながら答えた。
あーやばい。
古文って、もはや外国語やん。
ひらがなと漢字だけなのに、全く意味わかんないし。
まじでカナタに熱血指導してもらわなきゃ、やばいっ!!
内心焦っているあたしを尻目に、真名子はまだ眉をしかめている。
「………それって、向こうも、そう思ってるんだよね?」
「とーぜん」
真名子ったら、何が言いたいわけ?