心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
「でもね、みーちゃん。


期末考査は、そうはいかないよ。


そろそろ脱落者が出ても然るべき時期だからね。



先生たちも情け容赦なく厳しい問題を出してくるはずだよ。



なあなあでごまかしてカンに頼ってるだけじゃ、点数はとれないよ」








…………そっ、そっかぁ………。




あたし、期末テストを甘く見てたわ!




本気でがんばらなきゃ!!







「カナタ様!!


どうかビシバシとあたしを鍛えてくださいっ!!



拙者、どんな厳しい責め苦も、甘んじて受け入れる所存でございますっ!!」







あたしは机に手をついてカナタに頭を下げた。







「うん。


素直でよろしい」







カナタはにっこりと笑って、あたしの頭を軽く撫でた。







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