心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
ーーーーーそう。
なにを隠そうあたしは、小学生まではとっても泣き虫だったのだ。
恥ずかしながら。
特にカナタの前では、いったい何度泣いてしまったことか。
というわけで、今も、昔みたいに、わんわん泣いちゃってるわけです。
「ぅうぁぁあ〜〜〜。
カナちゃ〜〜〜ん…………。
こ、こわかったよぉぉ〜〜………」
カナタは少し離れたところにしゃがみこんで、首を傾げてあたしの顔を覗き込んだ。
涙で霞むあたしの目に、その口許が綻んでるのが見えた。
「ふふふ。
みーちゃんたら、子どもみたいに泣いちゃって。
ほんっと、バカなんだから。」
カナタは、どうしたの、とは言わなかった。
何があったのかは、訊かないつもりらしい。
…………ありがたい。
あたしは今、自分の身に起こったことを冷静に説明できるような状態じゃなかった。
だって、涙、とまらないし。
鼻水まで出てきたし。
声だすと、震えちゃうし。
嗚咽が、とまらないんだもん。
なにを隠そうあたしは、小学生まではとっても泣き虫だったのだ。
恥ずかしながら。
特にカナタの前では、いったい何度泣いてしまったことか。
というわけで、今も、昔みたいに、わんわん泣いちゃってるわけです。
「ぅうぁぁあ〜〜〜。
カナちゃ〜〜〜ん…………。
こ、こわかったよぉぉ〜〜………」
カナタは少し離れたところにしゃがみこんで、首を傾げてあたしの顔を覗き込んだ。
涙で霞むあたしの目に、その口許が綻んでるのが見えた。
「ふふふ。
みーちゃんたら、子どもみたいに泣いちゃって。
ほんっと、バカなんだから。」
カナタは、どうしたの、とは言わなかった。
何があったのかは、訊かないつもりらしい。
…………ありがたい。
あたしは今、自分の身に起こったことを冷静に説明できるような状態じゃなかった。
だって、涙、とまらないし。
鼻水まで出てきたし。
声だすと、震えちゃうし。
嗚咽が、とまらないんだもん。