心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
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夏休みも、もうあとわずか。
一週間後には、二学期の始業式がある。
「みーちゃん。
毎日毎日DVDばっかり見てるけど。
宿題は大丈夫なの?」
あたしは今、いつものようにカナタと図書館に来ている。
「宿題〜〜?
あんなの、やる義理ないじゃん。
頼んでもないのに勝手に宿題出されて、やってなかったら怒られるとか、意味わかんない」
あたしが正直にそう言うと、カナタは、はぁ、と溜め息をついた。
そして、いつものように平静な口調であたしを諭す。
「みーちゃんたら………またそんなこと言って。
高校は義務教育じゃないんだから、学校側が課したものをやらないってことは、単位の履修を拒否したことになるんだよ。
みーちゃんは、進級、卒業できなくてもいいわけ?」
あー、はいはい。
すみませんねぇ。