心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
「………僕が、らしくもなく多少焦ってみーちゃんを追いかけて探しに行って、助けてあげたのは認めるよ。



でも、そのことと、宿題をさぼるべきではないという命題って、なにか関係がある?



僕がいくらみーちゃんのことを心配して探したことがあったとはいえ、みーちゃんは宿題をきちんとやるべきだという事実もみーちゃんは宿題の重要性さえ理解できていないお馬鹿さんだという事実も、如何ともしがたい真実であることには変わりないよね?




それなのに何故いまみーちゃんは、僕がみーちゃんを心配して焦って息を切らして探したという、無関係な話題を持ち出してきたわけ?



ちょっと僕には理解が及ばないな。


出血大サービスで二百字あげるから、論理的に説明してみてよ」








カナタは半眼のまま、一気にそう言い切った。






1言ったら10返ってくるって、まさにこのことですね!




あたしゃちょ〜っとばかりふざけてからかってみただけなのに、ここまで言われる筋合いありますかね!?





ほんっとーに、カナタってば冗談通じないんだから!!






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