心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
…………なんかなー。



この人と喋ってると、宇宙人かなんかと交信してるような気がするんだよね。





あたしがげんなりしているのも気づかずに、カナタはまたもやフランス語の哲学書?に没頭しはじめる。





そんなこんなですっかり時間は経ってしまって、あたしはきれいさっぱり加賀さんからのメールのことを忘れてしまっていた。






図書館の閉館時間が近づいてきたから、あたしとカナタは帰り支度を始めたんだけど。





カナタが本棚に返却しに行ってる間に、またもやケータイが鳴った。






お母さんからの連絡かなと思って見てみると………。




加賀さんからの電話だった。







どきっとして、なんとなくすぐには出られなかった。





留守電に何か入れてくれれば、落ち着いて聞けるかな、と思って、とりあえず通話ボタンは押さなかった。






でも留守電になってなかったらしく、1分近くコールし続けて、いいかげん出ようかなと思ったところで、やっと切れた。





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