心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
…………ちーん。
さすがのあたしも、ここまで言われるとへこんじゃうよ。
何も反論できなくて、黙り込んでしまう。
肩を落として俯いたあたしに、カナタは少しだけ声を和らげた。
「みーちゃん。
少しは反省した?
学校を辞める気がないんなら、もうちょっと積極的に勉強しなきゃ。
がりがり予習とか復習とかやれとは言わないからさ。
せめて、授業だけはちゃんと聞きなよ。
みーちゃんは意外と頭の回転はやいし、理解力あるし、記憶力もいいからね。
授業さえ聞いてれば、普通にテストもこなせるはずだよ」