心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
カナタはじいっとあたしを見つめながら、「教えてあげる」と言う。








………カナタって、黒目、おっきいなぁ。







あ、やばいやばい。



集中、集中。







「自分で言ったからには、ちゃんと頑張ってよ?」







もちろんですとも!!







「この僕が教えてあげるんだから、絶対に成果は出るはずなんだから」







言うよね〜〜。







「努力不足と判断したら、この特別講座はすぐに閉講するからね」






「はいっ! がんばります!


きっとご期待に応えてみせます!!」






「いや、たいして期待はしてないけどね」






「なぬ〜っ!?」







あたしはカナタの足を思い切り踏んでやった。




ま、避けられたけどね。







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