やさしい手のひら・中編【完結】
健太はギュッと私の手を握った
私はびっくりして思わず健太を見上げてしまった
そのまま手を引っ張り、スタッフやカメラマンのいる所まで連れて行かれ
「亜美がいつもお世話になってます」
みんなキョトンとした顔で私達を見て
「えっ?亜美ちゃんと付き合ってんの?」
「ちょっと、そうだったの?」
「うそー、高校からずっと?」
いろんな所から質問攻めで私がオドオドしていたら
「俺達付き合ってるんですけど、今はまだ公表できないんで見守ってくれればありがたいです」
「美男美女のカップルだな」
と冷やかされ恥ずかしくなり下を見ていた
「亜美をよろしくお願いします」
と、私のために頭を下げてくれた
「この世界は、嘘とデマで別れる人がたくさんいる。そんなことで別れないでくれよな。そして亜美ちゃんを不安にさせないこと」
スタッフで一番偉い、小西さんが健太に言った
「はい、十分わかっているつもりです。まだ撮影残ってるんで戻ります」
そう言って私と健太は小西さんから離れ、スタジオの端に来た
「亜美、帰り終わったら電話して。終わる時間一緒だったら一緒に帰ろう」
「うん。健太怒ってるの?」
「怒ってないよ」
「だって・・・」
「新にムカついただけ。亜美は悪くないから」
フッと私に微笑みながら笑ってくれた
「何かあったらすぐ電話すること。約束して」
「約束する」
「じゃあ、俺戻るから」
「頑張ってね」
健太は自分のスタジオへと戻って行った
私はびっくりして思わず健太を見上げてしまった
そのまま手を引っ張り、スタッフやカメラマンのいる所まで連れて行かれ
「亜美がいつもお世話になってます」
みんなキョトンとした顔で私達を見て
「えっ?亜美ちゃんと付き合ってんの?」
「ちょっと、そうだったの?」
「うそー、高校からずっと?」
いろんな所から質問攻めで私がオドオドしていたら
「俺達付き合ってるんですけど、今はまだ公表できないんで見守ってくれればありがたいです」
「美男美女のカップルだな」
と冷やかされ恥ずかしくなり下を見ていた
「亜美をよろしくお願いします」
と、私のために頭を下げてくれた
「この世界は、嘘とデマで別れる人がたくさんいる。そんなことで別れないでくれよな。そして亜美ちゃんを不安にさせないこと」
スタッフで一番偉い、小西さんが健太に言った
「はい、十分わかっているつもりです。まだ撮影残ってるんで戻ります」
そう言って私と健太は小西さんから離れ、スタジオの端に来た
「亜美、帰り終わったら電話して。終わる時間一緒だったら一緒に帰ろう」
「うん。健太怒ってるの?」
「怒ってないよ」
「だって・・・」
「新にムカついただけ。亜美は悪くないから」
フッと私に微笑みながら笑ってくれた
「何かあったらすぐ電話すること。約束して」
「約束する」
「じゃあ、俺戻るから」
「頑張ってね」
健太は自分のスタジオへと戻って行った