やさしい手のひら・中編【完結】
「こんにちわ」
声が聞こえ後ろを向くと、新くんが立っていた。あの日、私と新くんが一緒にいて健太に見られた時から会っていなかった
「元気だったか?」
と、何もなかったように私に話し掛けてきた
「あ、うん」
「新くん聞いたかな?」
座っている田村さんは新くんにパイプ椅子を座るよう勧めながら聞いた
「聞きましたよ。CMのことですよね?」
「そうなの!凄いわよね」
「相手が亜美でもよく決りましたね」
新くんは私の顔をチラッと見て笑った
その態度にムッときて
「私ですいませんね」
嫌味たっぷりに言ってやった
新くんはプッと吹き出して笑って
「嘘だよ、嘘」
そうやっていつも私をバカにして、私を怒らせる
「亜美がかわいいから決まったんじゃないの」
ボソッと横を向いて言った
そう言われて、今まで怒っていたのに恥ずかしくなる
声が聞こえ後ろを向くと、新くんが立っていた。あの日、私と新くんが一緒にいて健太に見られた時から会っていなかった
「元気だったか?」
と、何もなかったように私に話し掛けてきた
「あ、うん」
「新くん聞いたかな?」
座っている田村さんは新くんにパイプ椅子を座るよう勧めながら聞いた
「聞きましたよ。CMのことですよね?」
「そうなの!凄いわよね」
「相手が亜美でもよく決りましたね」
新くんは私の顔をチラッと見て笑った
その態度にムッときて
「私ですいませんね」
嫌味たっぷりに言ってやった
新くんはプッと吹き出して笑って
「嘘だよ、嘘」
そうやっていつも私をバカにして、私を怒らせる
「亜美がかわいいから決まったんじゃないの」
ボソッと横を向いて言った
そう言われて、今まで怒っていたのに恥ずかしくなる