やさしい手のひら・中編【完結】
「こうのんびりしてると帰りたくねぇよな」

「うん。私は夏休み中だけど、健太は仕事あるもんね」

「あぁ」

「私も帰ったらバイトだなぁ」

「次はどんな仕事入ってんの?」

「うーん、田村さんからまだ連絡がないから、わからないかなぁ」

「また新とじゃねぇの?」

「まさか」

「俺、新と仕事するとすんげー心配」

私の首に唇を当てながら健太は言った

「キャッ、くすぐったいよ」

首を縮めると健太の両手が私の胸を包んだ

「亜美、胸でかくね?」

「普通です!」

「普通じゃねぇよ」

健太が私の胸を何度も掻き回すから、私はだんだんと体が熱くなる

「イッ・・・ヤ」

抵抗しても止める事ことなく私を責めまくる

目が虚ろになってきて、視界がボヤけてくる

「ンッ・・・」

クルッと前に向かされ激しいキスをする

息がうまく出来なくて、唇を離そうとしても健太は私を追い詰め捕まえる

「ベット行く?」

そう言われ、涙目の私はコクンと頷いた

健太に抱っこされそのままベットへ寝かされて、休む間もなく私を責める

「だ・・・め」

小さな抵抗をしても健太の手は止まらず、私は気が遠くなる

「亜美」

何度も私の名前を呼ぶ健太の声がだんだん聞こえなくなって、健太にしがみ付いた

「いい?」

と聞かれて、目で「うん」と合図すると健太がゆっくりと私に入って来た

そこから意識がなくなり、私はそのまま眠ってしまった
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