やさしい手のひら・中編【完結】
トントン
「はい」
凌が言うとドアを開けて由里と祐介くんが入って来た
「健太…くん」
「健太…」
口から血を流している健太に二人は驚いた。でもその傷は凌がやったことだと思い由里と祐介くんは何も言わなかった
「亜美、何も変わらない?」
「あぁ」
凌が答えた
「健太くん…亜美ね。赤ちゃんできた事に戸惑ってたけどね…お腹で一生懸命生きてるんだって、だからこの命を大切にしたいって。健太くんに言うように言ったんだけど、赤ちゃんと自分のために縛らせたくないって。そしてね、赤ちゃんの写真を嬉しそうに見せてくれたんだ」
健太の肩を震えていた
「亜美お腹を大事に擦ってたよ。大好きな健太の赤ちゃんって」
由里は泣きながら話す
「でも本郷の輸血がなかったら亜美は死んでた」
健太はハッとして由里を見た
「どうしてこうなったか説明して」
由里は健太を睨むように見ていた
「はい」
凌が言うとドアを開けて由里と祐介くんが入って来た
「健太…くん」
「健太…」
口から血を流している健太に二人は驚いた。でもその傷は凌がやったことだと思い由里と祐介くんは何も言わなかった
「亜美、何も変わらない?」
「あぁ」
凌が答えた
「健太くん…亜美ね。赤ちゃんできた事に戸惑ってたけどね…お腹で一生懸命生きてるんだって、だからこの命を大切にしたいって。健太くんに言うように言ったんだけど、赤ちゃんと自分のために縛らせたくないって。そしてね、赤ちゃんの写真を嬉しそうに見せてくれたんだ」
健太の肩を震えていた
「亜美お腹を大事に擦ってたよ。大好きな健太の赤ちゃんって」
由里は泣きながら話す
「でも本郷の輸血がなかったら亜美は死んでた」
健太はハッとして由里を見た
「どうしてこうなったか説明して」
由里は健太を睨むように見ていた