やさしい手のひら・中編【完結】
「自分の気持ちはいつまでも変わらない自信があります。これからもずっと亜美を大切にしたいと思う気持ちは誰に負けません」
「頼もしいな、亜美」
「う・・ん」
お父さんが私に言い、私は泣きながら答えた
「もう子供は戻って来ない。それだけは忘れてはいけない」
「はい」
健太は鼻を赤くしていた。多分泣きそうだったんだと思う
「ゆっくりして行ってね」
お母さんが健太にコーヒーを出した
「ありがとうございます」
「テレビ見てたわよ。かっこよかったわねー」
「あ、いいえ」
健太は恥ずかしそうに笑っていた
そんな家族と仲良くしている姿を見ていると、温かい気持ちになる
駿もすぐ健太に話しかけ、みんな普通に接してくれることが何よりも嬉しかった
少し立ってから私と健太は2階へ行き
「亜美の部屋久しぶりだな」
何年ここに来ていないだろう・・・
「健太・・・ありがとう」
「ん?」
首を傾げながら私を見た
「頭下げてくれたから・・・」
「飛行機の中でどうやって言ったらいいかずっと考えててよ。玄関の前ですんげぇー俺びびってんの」
「嬉しかったよ…」
「お父さんは俺を責めなかったけど、やっぱりどう考えても悪いのは俺だから」
フワッと私を包んで抱いてくれた
「亜美が俺の傍にいてくれるだけで俺は幸せだから」
私も健太の背中に手を伸ばし健太に抱きついた
「私もずっと健太の傍にいたい」
健太の匂いが私の鼻を通り、それがとても居心地がよく、私は健太が好きだと実感させられる
健太が私を離し、私の頭を後ろで押さえながら、久しぶりに唇と唇を合わせた
「ンッ・・・」
「ごめん。苦しかったな」
額と額を付け、今度は優しいキスをソッとしてくれた
「頼もしいな、亜美」
「う・・ん」
お父さんが私に言い、私は泣きながら答えた
「もう子供は戻って来ない。それだけは忘れてはいけない」
「はい」
健太は鼻を赤くしていた。多分泣きそうだったんだと思う
「ゆっくりして行ってね」
お母さんが健太にコーヒーを出した
「ありがとうございます」
「テレビ見てたわよ。かっこよかったわねー」
「あ、いいえ」
健太は恥ずかしそうに笑っていた
そんな家族と仲良くしている姿を見ていると、温かい気持ちになる
駿もすぐ健太に話しかけ、みんな普通に接してくれることが何よりも嬉しかった
少し立ってから私と健太は2階へ行き
「亜美の部屋久しぶりだな」
何年ここに来ていないだろう・・・
「健太・・・ありがとう」
「ん?」
首を傾げながら私を見た
「頭下げてくれたから・・・」
「飛行機の中でどうやって言ったらいいかずっと考えててよ。玄関の前ですんげぇー俺びびってんの」
「嬉しかったよ…」
「お父さんは俺を責めなかったけど、やっぱりどう考えても悪いのは俺だから」
フワッと私を包んで抱いてくれた
「亜美が俺の傍にいてくれるだけで俺は幸せだから」
私も健太の背中に手を伸ばし健太に抱きついた
「私もずっと健太の傍にいたい」
健太の匂いが私の鼻を通り、それがとても居心地がよく、私は健太が好きだと実感させられる
健太が私を離し、私の頭を後ろで押さえながら、久しぶりに唇と唇を合わせた
「ンッ・・・」
「ごめん。苦しかったな」
額と額を付け、今度は優しいキスをソッとしてくれた