やさしい手のひら・中編【完結】
次の日の昼、優香と学食でご飯を食べていた

「健太くんとうまくいってるんだね」

「うん・・・」

「早くケリつけなくちゃね。ばれるのも時間の問題だと思うよ」

「そうだね」

「今日、健太くん泊まるの?」

「多分ね・・・明日うちから仕事行くって言ってたし」

「ねぇねぇ、何年ぶり?」

「はあ?優香何言ってんの」

「私までワクワクする」

「もぉ」

「今日テレビに出るね。録画しようっと」

優香は嬉しそうに笑っていた

「そんな録画しなくても・・・」

「だって彼氏来るし、絶対見せてもらえないもん。違うの見せろとか言ってさ」

口を尖らせ優香はご飯を食べだした

「今度彼氏に合わせてね」

「健太くんみたいにかっこ良くないもん」

「いいから、合わせてね」

「今度ねぇ」

昼ご飯を食べ、午後からの授業にも出て私は自宅へと帰って行った

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