やさしい手のひら・中編【完結】
夕方になり、そろそろ帰らなければと思い私は帰ることを新くんに伝えた
「そろそろ帰るね」
「おぉ、送ってくわ」
「うん、ありがと」
寝室で自分の服に着替えリビングに戻ると、窓の方を眺めて新くんがタバコ吸っていた
その横顔に窓から入る日差しが当たり、新くんの顔がとてもかっこよく見えた。ハーフだけあって整った顔。映画のワンシーンのような感じだった。いつも身近にいて、新くんのこういう姿を見ることがなかったので私はこの風景に見とれていた
新くんが後ろに振り向き
「何見てんの?」
「あっ、ううん」
「俺のこと見とれてた?」
「見とれてない」
図星で恥ずかしくなり、帰る準備をして誤魔化した。きっと私の頬は赤くなっていると思う
「俺のこと好きになれば楽なのに」
そう言って私に近づいた
本当にそう思う。自分が素直でいられる新くんを好きになれればいいのに・・・
「なんてな」
口を上に上げ新くんは笑い、私のバックを持ち
「帰るか?」
「うん」
新くんはいつも私に対して真っ直ぐな気持ちをぶつけてくる。隠すことなく・・・そんな新くんを人間として素晴らしいと思った
私と健太はこれからどうなるのだろう・・・
「そろそろ帰るね」
「おぉ、送ってくわ」
「うん、ありがと」
寝室で自分の服に着替えリビングに戻ると、窓の方を眺めて新くんがタバコ吸っていた
その横顔に窓から入る日差しが当たり、新くんの顔がとてもかっこよく見えた。ハーフだけあって整った顔。映画のワンシーンのような感じだった。いつも身近にいて、新くんのこういう姿を見ることがなかったので私はこの風景に見とれていた
新くんが後ろに振り向き
「何見てんの?」
「あっ、ううん」
「俺のこと見とれてた?」
「見とれてない」
図星で恥ずかしくなり、帰る準備をして誤魔化した。きっと私の頬は赤くなっていると思う
「俺のこと好きになれば楽なのに」
そう言って私に近づいた
本当にそう思う。自分が素直でいられる新くんを好きになれればいいのに・・・
「なんてな」
口を上に上げ新くんは笑い、私のバックを持ち
「帰るか?」
「うん」
新くんはいつも私に対して真っ直ぐな気持ちをぶつけてくる。隠すことなく・・・そんな新くんを人間として素晴らしいと思った
私と健太はこれからどうなるのだろう・・・