やさしい手のひら・中編【完結】
由里は泣き疲れたのか眠ってしまった

私は一度由里を起こし、布団を敷いた部屋に移動させて寝かせた

由里のことを健太に電話をしようと思ったけど、仕事中だと思いメールをしておいた

30分ぐらいしてからバイブにしてあった携帯が震えた

画面を見ると健太からの着信で、私はすぐに出た

「はい」

「俺」

「うん。メール見た?」

「見た。由里ちゃんは?」

「泣き疲れて奥の部屋で寝てる」

「祐介に言ったら会いたいって」

「ほんと?」

「今日は朝には帰れるけど徹夜明けだから、多分祐介も寝ると思うし。夜なら今のとこ仕事入ってないから夜でいい?」

「うん、多分大丈夫だと思う。ごめんね、忙しいのに」

「亜美の友達だろ」

「うん」

「明日、電話するから由里ちゃんに伝えておいて」

「うん。わかった」

「じゃ、明日な」

「うん」

由里よかったね。明日、祐介くんに会えるよ

私も嬉しかった。今日はもう遅いので寝ることにし、私はベットに入った
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