やさしい手のひら・中編【完結】
「行く準備出来たの?」
「出来たよ」
「寂しいね」
「我慢ばっかりさせてごめんな」
私は首をブルブルと横に振った
「仕事だもん。仕方がないし。それに・・寂しいけど、健太はいつも私のこと思っていてくれるから・・・」
「俺はいつも亜美のことばっか考えてるよ」
「うん」
「一人になれば亜美、何やってんだろって考えるし、歌ってる時も亜美を思って歌ってるし」
そう思ってくれるだけで、嬉しい
「だから不安にならないでくれ」
「うん」
目頭が熱くなって、また鼻の奥が痛くなる。泣くと健太が心配してしまう…
「ごめんね。不安なのは私だけじゃないのに…」
やっぱり私は泣いてしまっていた
「帰ってきたらすぐ亜美に会いに来るから」
「うん」
健太に付いて行きたくなってしまう
「これラスト公演のチケット」
「くれるの?」
「家族とかが見る特別席で2階になるけど。由里ちゃんと優香ちゃんとおいで」
「うん、絶対行くね」
まだ先だけど、楽しみが一つ出来た
「出来たよ」
「寂しいね」
「我慢ばっかりさせてごめんな」
私は首をブルブルと横に振った
「仕事だもん。仕方がないし。それに・・寂しいけど、健太はいつも私のこと思っていてくれるから・・・」
「俺はいつも亜美のことばっか考えてるよ」
「うん」
「一人になれば亜美、何やってんだろって考えるし、歌ってる時も亜美を思って歌ってるし」
そう思ってくれるだけで、嬉しい
「だから不安にならないでくれ」
「うん」
目頭が熱くなって、また鼻の奥が痛くなる。泣くと健太が心配してしまう…
「ごめんね。不安なのは私だけじゃないのに…」
やっぱり私は泣いてしまっていた
「帰ってきたらすぐ亜美に会いに来るから」
「うん」
健太に付いて行きたくなってしまう
「これラスト公演のチケット」
「くれるの?」
「家族とかが見る特別席で2階になるけど。由里ちゃんと優香ちゃんとおいで」
「うん、絶対行くね」
まだ先だけど、楽しみが一つ出来た