やさしい手のひら・中編【完結】
♪♪♪~
「健太だ」
私の携帯が鳴り、この曲は健太からの着信
「はぁーい」
「俺」
「うん」
「何してた?亜美酔ってる?」
「今ねぇー由里と優香とうちで鍋してたの。でね、ちょっとぉ、飲んでるかなぁ」
「かなり飲んでるな?」
「エヘヘ」
「外出るなよ」
「出ないよ」
健太からの電話とお酒が入っているせいか、とても気分がよかった
でも声を聞くと切なくなり
「寂しいの」
こんなこと言うつもりじゃないのに言ってしまっていた
「俺も寂しいよ」
「うん」
鼻の奥が痛くなり、
「ごめんね。我慢するからぁ」
言った途端、涙が出て来てしまった
「毎日電話するから」
「うん」
「メールもする」
「うん」
「帰るまで待ってて」
「うん」
優しい声で私を慰めてくれる
「由里ちゃん達いるんだから今日は楽しめよ。明日また電話するから」
「うん。ライブ頑張ってね」
「おぉ。明日な」
「ばいばい」
電話を切った後のこの切なさが寂しさを増す
でも毎日電話をくれるって言ってくれたから、わがままは言えない。私は寝室から出てリビングに戻った
「健太だ」
私の携帯が鳴り、この曲は健太からの着信
「はぁーい」
「俺」
「うん」
「何してた?亜美酔ってる?」
「今ねぇー由里と優香とうちで鍋してたの。でね、ちょっとぉ、飲んでるかなぁ」
「かなり飲んでるな?」
「エヘヘ」
「外出るなよ」
「出ないよ」
健太からの電話とお酒が入っているせいか、とても気分がよかった
でも声を聞くと切なくなり
「寂しいの」
こんなこと言うつもりじゃないのに言ってしまっていた
「俺も寂しいよ」
「うん」
鼻の奥が痛くなり、
「ごめんね。我慢するからぁ」
言った途端、涙が出て来てしまった
「毎日電話するから」
「うん」
「メールもする」
「うん」
「帰るまで待ってて」
「うん」
優しい声で私を慰めてくれる
「由里ちゃん達いるんだから今日は楽しめよ。明日また電話するから」
「うん。ライブ頑張ってね」
「おぉ。明日な」
「ばいばい」
電話を切った後のこの切なさが寂しさを増す
でも毎日電話をくれるって言ってくれたから、わがままは言えない。私は寝室から出てリビングに戻った