やさしい手のひら・中編【完結】
短大生
4月
今日から私は短大生となる
入学式のため、両親2人が東京から来ていた。今日のために買ったスーツを来て、髪を巻き、化粧をし、鏡の前で深呼吸をした
「緊張する・・・」
「準備出来たの?」
「うん」
鞄を持ち、ヒールを履いた。背筋がピンとなる
緊張と不安と期待といろいろなものが混ざり合い、私は短大へと向った
入学式の会場となる体育館。いろいろな科があるため、男女ともいっぱいだった
私は保育科の方へ並び、知っている人がいないため、一人でポツンと座っていた
「一人?」
私よりちょっと小さい女の子で活発そうな感じの子が私に声を掛けてきた
「あ、うん」
「かわいいね。モデルとかやってるの?・・・あれ?どっかで見たことあるんだけどなぁ」
首を傾げながら私の顔を見ている。私は初めて会う人で会ったことはなかった
「あっ、私は優香」
「私は亜美」
「私も知ってる人いなくって寂しかったの。一緒にいてくれる?」
「うん、私も一人だから」
入学式も終わり、私と優香は教室に行くことにした
「地元?」
「ううん。違うよ。福島から来たの」
「えっーー?」
「何?」
「ねぇねぇ、福島って言ったら、Blacksの故郷だよね」
久しぶりにBlacksの名前を聞いた。私はここに来てから、健太のことを思い出さないようにしていた
「わかった!亜美ってさ・・・健太の彼女!」
「ちが・・・」
「そうだよね!?どっかで見たことあると思ったら、雑誌のベストカップルで大賞取ったカップル!写真載ってたよ!いやーなんか嬉しい。で、今も付き合ってるんでしょ?」
「昔に別れてるよ。私、彼氏いるし」
「えっー、そうなの・・・なんで別れたかは今は聞かないね。今度教えたくなったら聞くね」
優香に私と健太のことをバレてしまった。でも昔のことで今は関係ないし、雑誌に出てたし、知っている人は気付くのかもしれない
でも聞かれなかったことに私はホッとした
帰りに携帯番号とアドレスを聞き、また明日ねと言って別れた。私は両親とお祝いの食事に行くことになっていた
今日から私は短大生となる
入学式のため、両親2人が東京から来ていた。今日のために買ったスーツを来て、髪を巻き、化粧をし、鏡の前で深呼吸をした
「緊張する・・・」
「準備出来たの?」
「うん」
鞄を持ち、ヒールを履いた。背筋がピンとなる
緊張と不安と期待といろいろなものが混ざり合い、私は短大へと向った
入学式の会場となる体育館。いろいろな科があるため、男女ともいっぱいだった
私は保育科の方へ並び、知っている人がいないため、一人でポツンと座っていた
「一人?」
私よりちょっと小さい女の子で活発そうな感じの子が私に声を掛けてきた
「あ、うん」
「かわいいね。モデルとかやってるの?・・・あれ?どっかで見たことあるんだけどなぁ」
首を傾げながら私の顔を見ている。私は初めて会う人で会ったことはなかった
「あっ、私は優香」
「私は亜美」
「私も知ってる人いなくって寂しかったの。一緒にいてくれる?」
「うん、私も一人だから」
入学式も終わり、私と優香は教室に行くことにした
「地元?」
「ううん。違うよ。福島から来たの」
「えっーー?」
「何?」
「ねぇねぇ、福島って言ったら、Blacksの故郷だよね」
久しぶりにBlacksの名前を聞いた。私はここに来てから、健太のことを思い出さないようにしていた
「わかった!亜美ってさ・・・健太の彼女!」
「ちが・・・」
「そうだよね!?どっかで見たことあると思ったら、雑誌のベストカップルで大賞取ったカップル!写真載ってたよ!いやーなんか嬉しい。で、今も付き合ってるんでしょ?」
「昔に別れてるよ。私、彼氏いるし」
「えっー、そうなの・・・なんで別れたかは今は聞かないね。今度教えたくなったら聞くね」
優香に私と健太のことをバレてしまった。でも昔のことで今は関係ないし、雑誌に出てたし、知っている人は気付くのかもしれない
でも聞かれなかったことに私はホッとした
帰りに携帯番号とアドレスを聞き、また明日ねと言って別れた。私は両親とお祝いの食事に行くことになっていた