やさしい手のひら・中編【完結】
私は自宅で暇になりテレビを付けながら、キッチンでグラスを洗っていた
CMで健太の声らしきものが聞こえ、濡れた手のまま私はテレビの前まで行ってみた。車のCMで歌っているのは、やはり健太だった
こんなにBlacksは有名になったんだ・・・
もう健太の夢は叶ったのだろうか。満足のいく毎日を過ごしているのだろうか・・・
今のCMの声で私はまた健太を思い出してしまった
寝室に行って、タンスの奥に手を伸ばし小さな箱を取り出した
中から健太とのお揃いの指輪を出し、それを眺めてみる
最近の健太を見ていないからわからないけど、まだ指輪をしているのかな・・・
そんなことを思い出しながら、指輪を箱に戻し、またタンスの奥へとしまい込んだ
夜、寝ながら健太のことを考えていた
今、私は健太と同じ東京にいる。この広い東京でもし偶然に会ってしまうことはあるのだろうか。もし会えた時、私は健太に普通に話しかけれるのだろうか・・・そんなことを考えていたら私の携帯が鳴った
「誰?」
画面には知らないアドレスが載っていた。急いで見てみると優香からのメールだった
私は優香の携帯番号を登録するのすっかり忘れていた
「えっ?明日?」
明日、一緒に飲みに行こうという内容のメールだった。明日は凌が入学式でその後、親と一緒にいるって言っていたので予定はないと思い、私は行ける事を優香にメールした。詳しいことは学校で決めることにした
違う友達と飲みに行くのは私には今までなく、行く時はいつも由里と一緒だった
由里以外の友達と一緒に行くのも楽しみだった
CMで健太の声らしきものが聞こえ、濡れた手のまま私はテレビの前まで行ってみた。車のCMで歌っているのは、やはり健太だった
こんなにBlacksは有名になったんだ・・・
もう健太の夢は叶ったのだろうか。満足のいく毎日を過ごしているのだろうか・・・
今のCMの声で私はまた健太を思い出してしまった
寝室に行って、タンスの奥に手を伸ばし小さな箱を取り出した
中から健太とのお揃いの指輪を出し、それを眺めてみる
最近の健太を見ていないからわからないけど、まだ指輪をしているのかな・・・
そんなことを思い出しながら、指輪を箱に戻し、またタンスの奥へとしまい込んだ
夜、寝ながら健太のことを考えていた
今、私は健太と同じ東京にいる。この広い東京でもし偶然に会ってしまうことはあるのだろうか。もし会えた時、私は健太に普通に話しかけれるのだろうか・・・そんなことを考えていたら私の携帯が鳴った
「誰?」
画面には知らないアドレスが載っていた。急いで見てみると優香からのメールだった
私は優香の携帯番号を登録するのすっかり忘れていた
「えっ?明日?」
明日、一緒に飲みに行こうという内容のメールだった。明日は凌が入学式でその後、親と一緒にいるって言っていたので予定はないと思い、私は行ける事を優香にメールした。詳しいことは学校で決めることにした
違う友達と飲みに行くのは私には今までなく、行く時はいつも由里と一緒だった
由里以外の友達と一緒に行くのも楽しみだった