With a smile
ドアはすぐに開いた。
「マッキー・・・?」
シャツのボタンを2つ外したカイさんが、予想通りの不思議顔をしていた。
ついさっき、涙ながらに感謝の言葉でここを去ったところだから変な気まずさはあった。
だけど伝えたい事がある。
「分からない事まだあったか、まあ、中に・・」
「これ、前にお借りしたハンカチです。ありがとうございました」
言葉を遮って、スッと袋を差し出した。
建都さんとの言い争いを聞いた時にカイさんが涙を拭いてくれたあのハンカチ、ずっと返しそびれていた。
「あ、・・・ああ」
気持ちを隠すように得意の無表情で受け取った。
「いつか・・・、すぐじゃなくてもいいんです。でもいつか建都さんとちゃんと会ってください。お願いします」
一方的に言って深く頭を下げた。
顔を上げるとやっぱり予想通りの、目を見開いた驚きの顔があった。
そのまま祈るような気持ちで、顔を見つめる。
次の予想では、不機嫌な顔。
だけど、だけど・・・どうか・・・。
「マッキー・・・?」
シャツのボタンを2つ外したカイさんが、予想通りの不思議顔をしていた。
ついさっき、涙ながらに感謝の言葉でここを去ったところだから変な気まずさはあった。
だけど伝えたい事がある。
「分からない事まだあったか、まあ、中に・・」
「これ、前にお借りしたハンカチです。ありがとうございました」
言葉を遮って、スッと袋を差し出した。
建都さんとの言い争いを聞いた時にカイさんが涙を拭いてくれたあのハンカチ、ずっと返しそびれていた。
「あ、・・・ああ」
気持ちを隠すように得意の無表情で受け取った。
「いつか・・・、すぐじゃなくてもいいんです。でもいつか建都さんとちゃんと会ってください。お願いします」
一方的に言って深く頭を下げた。
顔を上げるとやっぱり予想通りの、目を見開いた驚きの顔があった。
そのまま祈るような気持ちで、顔を見つめる。
次の予想では、不機嫌な顔。
だけど、だけど・・・どうか・・・。