With a smile
再び
「なんか今日気合入ってない?」
隣のデスクの高島さんが、からかう様に笑った。
「そうですかー?」
とぼけながらも、キーボードを叩く指がいつもの倍くらいの速さで動いている。
昨日あんなにエネルギーが満タンに注入されたから、発散しないと爆発しそうだ。
それに今日は夕方に、ちょっとだけやる事がある。
昨日、私はありがとうを言うの忘れてた。
もちろん会って言いたいけれど、次いつ会えるか分からないから、メモに残す事にした。
この職場にはありふれたポストイットに、お礼を書いて建都さんのデスクに貼る。
朝はきれいなデスクも、夕方には伝言や書類で一杯になるから、その中に紛れ込ませれば他の人には見られずにすむ。
勇気を出して、おいしかったです、の後に小さなハートマークも入れた。
本当は大事にとってあるから、飲んでないけどね。
建都さんがくれた、コーヒーかと思った小さめの缶は、ココアだった。
甘いの好きなのかな?
ヤバッ、また顔が緩み始める。
隣のデスクの高島さんが、からかう様に笑った。
「そうですかー?」
とぼけながらも、キーボードを叩く指がいつもの倍くらいの速さで動いている。
昨日あんなにエネルギーが満タンに注入されたから、発散しないと爆発しそうだ。
それに今日は夕方に、ちょっとだけやる事がある。
昨日、私はありがとうを言うの忘れてた。
もちろん会って言いたいけれど、次いつ会えるか分からないから、メモに残す事にした。
この職場にはありふれたポストイットに、お礼を書いて建都さんのデスクに貼る。
朝はきれいなデスクも、夕方には伝言や書類で一杯になるから、その中に紛れ込ませれば他の人には見られずにすむ。
勇気を出して、おいしかったです、の後に小さなハートマークも入れた。
本当は大事にとってあるから、飲んでないけどね。
建都さんがくれた、コーヒーかと思った小さめの缶は、ココアだった。
甘いの好きなのかな?
ヤバッ、また顔が緩み始める。