僕等の初恋
お近づきの印にでも
夏休みの運命的(?)な出会いから
わずか4日。
再び“大崎美癒”と
会う機会がやってきた。
きっと感づいている亮が
『俺、美癒ちゃん好きだからさ、
美癒ちゃん連れて今度遊ぼー♪』
と早苗を誘い、
プラスで“大崎美癒”を誘ってくれた。
今回ばかりは
亮に頭が下がる。
「さあさ、皆さん行きましょー♪」
やっぱり…下がらない。
下げない。
「…50分」
「へへっ」
舌をちょこっと出して、
ウインクをしている亮に、
優しい美癒ちゃん以外の2人は
冷たい視線を注ぐ。
「ごめーんチャイナ服」