桜〜新選組と1人の少女の物語〜
③
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昨日で外禁は終わり…。今日からご飯つくらなきゃっ。
さくらは早起きして台所に向かい朝餉の準備をする。
斎「さくら、今日からか…。」
あっ!
「一さん!おはようございます。」
斎「おはよう。
外禁の件はすまない。副長にも何度もお願いしたんだが…」
「もう!一さん!それ何回目ですか?聞き飽きましたよ。」
ぷくっと頬を膨らます。
「一さんのせいじゃないんですから。それにあの時一さんだけあたしを庇ってくれたし…。…それだけ十分ですよ」
斎「……。
さくら。お前には欲ってものはないのか?」