桜〜新選組と1人の少女の物語〜




ーーーーーーーーーーーー


昨日で外禁は終わり…。今日からご飯つくらなきゃっ。


さくらは早起きして台所に向かい朝餉の準備をする。


斎「さくら、今日からか…。」


あっ!

「一さん!おはようございます。」


斎「おはよう。

外禁の件はすまない。副長にも何度もお願いしたんだが…」



「もう!一さん!それ何回目ですか?聞き飽きましたよ。」


ぷくっと頬を膨らます。


「一さんのせいじゃないんですから。それにあの時一さんだけあたしを庇ってくれたし…。…それだけ十分ですよ」



斎「……。


さくら。お前には欲ってものはないのか?」



< 131 / 230 >

この作品をシェア

pagetop