桜〜新選組と1人の少女の物語〜



こくりと頷く沖田。



「もう…思いません…。あたし、ずっと好きだったんですからねっ…。」



ぎゅーっと沖田を安心させるように抱きついた。



「僕、あんなに酷いことしたのに…。」



「なにもされてないですよ。気にしないでください!沖田さんがあたしの事好きって思ってくれただけで…それだけで十分ですから」



ニコッと微笑んだ。



「やっぱ、さくらちゃんには叶わないや」


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