桜〜新選組と1人の少女の物語〜
「.……?!…ちょ、おま……っ」
「梅の花 一輪咲いても 梅は梅
春の………」
「あぁぁーーーーっ!やめろ!信じるから!」
次の句を読もうとしたら土方さんに止められた。 沖田さんだけが笑を堪えている。それ意外と人はキョトンとしてる。
「じゃぁ、女中兼総司の小姓だ!部屋も総司と同じでいいかな?」
「あ…はい……「ちょっと待ってよ近藤さん。僕は嫌だよ?こんなよくわからない子と同じ部屋なんて」
よくわからない子か…。
「お前が連れてきたんだ。責任とれ。それに女中兼誰かの小姓って言い出したのもお前だろ。」