桜〜新選組と1人の少女の物語〜
その日はその後も何事もなかったかのようにテキパキと仕事をこなして行った。
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次の日。
「ねぇ、ねぇってば」
いつも沖田より先に起きているはずのさくらが寝ていたので起こしていた。
「ぅーん…。」
ぱちっと目を開けたがその目は虚ろ。
体だるいな…。
朝だから仕方ないか。
「よいしょ…。」
「ちょっと待って。熱あるんじゃないですか?僕から土方さんには言っておくから今日はやすんだ方がいいと思いますよ。」
さくらの体をそっと寝かしてあげた。