桜〜新選組と1人の少女の物語〜


その場にいたみんなはバタバタと走って行った。


「沖田さん…ありがとうございます…」


起き上がろうとする。


「寝てないとダメと言ったでしょう?」



首を振って寝るのを拒む。


「聞き分けのない子ですね」


「だっ…て……。起きないと…沖田さんが作ってくれたおかゆ食べられない…じゃないですか…。…沖田さんが作ってくれたお粥…食べたいです……。」


沖田の目をみてジッと言った。

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