寂しがり屋はじめました。
「今日、この後、時間あるか?」





彼女は、目をぱちくりとさせて、

「無いこともない。」

と、なんともまぁ、曖昧な答えが返ってきた。




「俺、この後、カフェとか寄りたいんだけど、どう?桜陽。」



「おぉ、いっちょまえに、デートに誘ってるのか。」



「違います。」俺は、即答した。



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