キミに夢中、瞳に恋。
「だよねー!男の役目だよね!
でも、弥生くんだとあたしの好み分からないだろうから
瀬恋と買ってきて?」
にっこりと満面の笑みでそう言った。
「は!?
何でそうなるのよ!
ていうか、抹茶オレ奢るって!!」
「え?あれ嘘」
サラリ、と嘘をつく親友に絶望を覚えた。
「えーーーーーーっ!!!?」
「第一、勉強教えるの、あたしたちなんだから
逆に奢ってほしいくらいよ!」
「うう…確かに…」
おっしゃる通りです。
「まあ、そんなのは冗談だけど。
あたし、何でもいいから瀬恋のセレクトで!」
そう言われて渋々日向とレジに向かった。