キミに夢中、瞳に恋。
「ごめんな、浜島?」
「え?」
レジに並んでる途中、日向に言われる。
「俺と一緒って、嫌だろ?」
「どうして?」
「さっきもさ、ほら」
「いやいやっ!!
全然嫌じゃないし!!」
あれ…。
今日、なんか日向に謝らせたり、気を遣わせてばっかりじゃない?
………失礼、かも。
「……だから」
「え?」
私が呟く。
「…照れ隠し、だから。
日向と一緒にいるの、嫌なわけないじゃん」
たまには、素直になってみようかなと思う。