なんで?


「しょ…うありがと…ねえ!
もう…つらくてつらくて
授業どころじゃない気分になって…。
話…き…いて…くっ…れる?」





「うん。」






「私ね涼く…んがっ好きなのぉっ!
でも涼くんには彼女がいるの!
でもね、私の事期待させるような
事ばかりするの。」




「神崎は涼のことが好きなんだ…」





翔が悲しそうな苦しそうな顔してる。




やだっ!!!!
そんな顔しないでよっ。
翔のそんな顔見たくない。



私が翔のこと見つめてると…







ぎゅう…




「しょ…う?」





「お前が悪いんだからな。」




え?私なんかした?
なんで翔にハグされてるの?
凄くドキドキする。
鼓動が早くなってる。




翔の匂いが、良い匂いだなあ。
ホッとする匂い。




「翔!!!…ぅって良い匂いだねっ!」





「えっ?聞こえない…もう一度」






「翔って良い匂いだね!」





「っ!//////」




「翔ど…したの?体調悪い?」





「平気だっ。」




「良かった。顔が赤いから熱でもあるの かなって思ったんだけど…
違かったみたい」


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