【完・短編】君だけに~不器用サンタクロース~
一気にかあぁっと赤く染まる頬。
何だかカッコつけたことを言ったことへの恥ずかしさと
"有紗"と呼んだことへの恥ずかしさが
これでもかって言うほど頬に熱を持たす。
やべぇ………恥ずかしすぎる。
俺は俯いて赤くなった顔を隠した。
『……樹くん…』
「んぁ?」
『ありがとう』
そう言った時の有紗の笑顔を俺は未だにはっきりと覚えている。
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