【完・短編】君だけに~不器用サンタクロース~






「おい、有紗っ!」




キッと、俺を睨んで有紗は走っていってしまった。







「わけわかんねぇ…」






わけが分からなくて、俺はその場に座り込んだ。




あんな顔、させたいんじゃないのに。


でも、原因が分かんねぇ…。



だけど、俺に理由があるのは間違いねーんだろうけど。






有紗を見るたびに、

どんどん好きになる。





なのに、距離はいっこうに縮まらない。

まぁ、怖くて縮めようとしてないのは他の誰でもない、俺なんだけど。







俺は、どうしたら良いんだろうか…?









< 17 / 59 >

この作品をシェア

pagetop