【完・短編】君だけに~不器用サンタクロース~





吹き抜ける風が冷たいを通り越して、痛い。




今日も雪は降るのだろうか?




俺一人だと雪なんて降ったって何の意味もないんだよ。隣ではしゃぐ有紗がいないと。







なのに、有紗。


この寒さのなか、どうして母親と一緒にいるんだよ。


一体、何をしてるんだよ。何が起きてるんだよ。











あと、少し。あと少しでつくから。



有紗がいる場所につくはずだから…。











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