片想い協力者は無愛想ヤンキー!?



相手もそれに気づいたようで…。


『あんた…あんときの瑠樹の彼女じゃん。』



そう言うと私をジロジロと見る。


…なんだ?この人。




男の子は、あっと声を出すと私にニカッと微笑んだ。



『俺、中西蓮夜(ナカニシ レンヤ)。君は?』


『あ…山岡美亜里です。』



そう言うと、蓮夜さんは『ところで、瑠樹は?』と言いながら部屋に上がりこんだ。



私はズンズン歩いていく蓮夜さんに着いていきながら『あ、安達君は…今、不在中でして…』と言うと『ふーん。』と言いソファにどかっと座った。



『喉乾いたな…美亜里ちゃん、コーヒー入れてくれない?』


苦笑いで頼む蓮夜さんに『いいですよ。』と、ニコッと微笑んだ。



コーヒーを作ってカップにそそぐ。


それをもって蓮夜さんのところに行こうとしたとき一瞬、めまいがした。
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